Quantcast
Channel: スポーツナビ+ タグ:ジルコフ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4

第3次世界大戦から世界を救った一人のギリシャ人

$
0
0
「バタフライ効果」という言葉をご存知だろうか?出典は諸説あるが、定説なのは、気象学者であるエドワード・ローレンツが行った「ブラジルで1匹の蝶がはばたくとテキサスで大竜巻が起こるか」という講演らしい。いわゆるカオス理論に引用された有名なこの説。「バタフライ効果」とはつまり、【初期条件の僅かな差がその結果に大きな違いを生むこと】を言う。別の言い方では【無視できるほどの極めて小さな差(出来事)が、やがては無視できない差(出来事)となる現象】のこと。ちょっと学術的な表現過ぎたかな?それならもっともっと身近な言葉を使えば「人生、何がどうなるか、解らへんで!」であり、「人間、何が幸いするか、解らんもんやなぁ~」であり、「あのとき、●●●が■■■やったら俺の人生まったく違ってたで!」と言えば解りやすいだろうか?え?「そんなことはないだろう?人間は自分の人生は自分で歩むものさ!自分の人生や運命は結局自分が切り拓くもので、世の中や他の人のせいにしていては、何も変えられないのさ!」って?いや、ところが、やはり、そうでも、ないのだよ。その事を、僕は最近のユーロ2012から、しっかり・くっきり・はっきり・ばっちり!見てしまったんだ。いや、これは凄い発見なんだよ。もしかして、もしかしたら、この2012年6月16日という日は、世界が第3次世界大戦を回避した画期的な日となりえるかもしれないという発見なんだ。もちろん結果的に第3次世界大戦が回避されたわけだから、「この日がそうだった・・・」なんてことは、永久に証明はされないんだけれど、僕の発見した現象を別の角度で論理的に説明すると、きっと皆さんも納得してもらえると思うんだよ。いいかい?それでは説明するね。まず・・・その前に・・・第3次世界大戦が起こりえたシナリオから説明するよ。その方が前と後で違いがはっきりするからね。ちなみに下記の1)~や2)~の番号は、その出来事が起こった順番を指しているので、そのつもりで。では・・・別の世界の歴史はこうだ。1)=6月16日。ユーロ2012グループAで、ロシアvsギリシャ 1-1で引き分け2)=ロシア決勝トーナメント進出、ギリシャグループリーグ敗退3)=ギリシャ国民の気力低下4)=ギリシャ国民の気持ち=「どうせ・・・俺らなんて・・・何やってもアカンねん」となり、「明日また選挙かぁ~。ダルいなぁ~。ユーロも負けたし、やる気も出ぇへんし、もうどうでもええわ。緊縮財政?年金20%カット?消費税23%にアップ?そんなん、どないして生活せぇって言うねん?無理やん?どうせ借金まみれの国やねんし、こんな大金返せるわけもないし。サッカーかってそうやん?頑張っても負けるねん!だから頑張ること自体がアホらしいし。それやったらユーロから出されてもしゃあないわ!どうせ俺達ユーロでも負け組やし!」5)=翌日6月17日の総選挙でギリシャ緊縮財政指向政党の敗北。6)=ユーロのギリシャ債権放棄(免除)は停止。ギリシャ支援打ち切り。7)=連動してスペインの財政悪化。8)=ユーロが「勝ち組」と「負け組」に分裂。9)=ユーロの動揺を米英は支え切れず。10)アメリカの気持ち=「どいつもこいつも好き放題して・・・。そやからユーロなんてアカン!って前から言うてるねん!だいたいギリシャの借金のツケが廻った俺らの金融債権で何で放棄せんとアカンねん!?そもそも借金して開き直る国があることがアカンのや!借金したら金返さんかい!萬田銀行も、シティバンクも、金融のルールは世界共通!一緒なんや!金融ルールも知らんようなユーロの連中は信用できへん!こうなったら俺らのルールで世界を動かすで!」と・・・米を中心に国連動議。11)=「何勝手な事を言うてるねん!?それが世界中から嫌われる理由や!っちゅうねん!ええで!やるんならやったろうやないけ!?」と、ユーロ。12)=で、「米」vs「ユーロ勝組」との全面戦争。これに、普段から何かと不満を抱き、国内に問題を多々抱えていたロシアも中国も参戦。日本は米にお付き合いして参戦。こうしてほぼ世界を二分した第3次世界大戦へと発展。ね?かなり悲惨な、しかし相当に現実味のあるシナリオだったのが解るよね?それでは、実際にこの世界で起こったもう一つの歴史を辿ってみよう。1)=6月16日。ギリシャ、1-0でロシアに勝利!劇的な逆転でグループリーグ突破!2)=ギリシャ国民狂喜!並びに、国民に団結心と勤勉の精神が復活!3)=ギリシャ国民の気持ち=「おおおお~!やった~!やったでぇ~!あの帝政ロシアに勝ったんやぁ~!やっぱり、人間、頑張らんとアカン!っちゅうこっちゃ!最後の最後まで諦めへんかったら、神は絶対に俺らを見守ってくれるんや!お!明日は選挙やん!よ~し!あの代表の連中も頑張ったんや!今度は俺達の番や!年金20%カット!でも頑張ろうやないか!?大体、そもそもは自分らの借金や!自分らの借金を自分らが頑張って返さんで、誰が返すねん?」4)=翌日ギリシャ総選挙、緊縮財政支持政党の勝利!⇒緊縮財政堅持の方向で連立政権樹立!5)=この結果を踏まえ、またギリシャの試合を見た多くのユーロ圏の人々の反応=「おお!ギリシャ!やるやん!?緊縮方向で票を入れたんやな?それ、ちょっと気持ち・・・感じるやん!?それにあのロシアにしっかり立ち向かって堂々と勝ったのもまた気持ちええし!よっしゃ!ギリシャがそこまで頑張ってるんやったら、今回は俺らも一肌脱ごうやないか!?借金半分ぐらいは棒引きしたってもええわ!な?みんな!」6)=ユーロの財政が急転回で健全化へ。7)=ギリシャ危機を乗り越え、連鎖的にスペインその他も財政改善。8)=ヨーロッパの景気が急回復。9)=ヨーロッパの景気が牽引して、世界中が好景気に。10)=懐が豊かになった全世界の人々の心には自然とゆとりと余裕が生まれ、従来からあった「憎しみ」や「イガミあい」の精神が薄れ、南北、東西各地の融和が進行。11)=これをきっかけに、紛争や闘争のエネルギーが消滅し、人類共通の価値観「地球人」という概念が誕生。12)=半永久的な地球規模の繁栄と栄光の時代へ。ここまで具体的に記せば誰でも納得できるだろう?我々にとって2012年6月16日の・・・あの試合・・・が、どれだけ有意義で歴史的な瞬間だったか?ってことが。もし万一、ジルコフのあのシュートが決まっていたらアルシャビンのあのボレーが決まっていたらケルジャコフのあのシュートがあとボール1個中だったらデニソフのあの左足のシュートが入っていたらジャゴエフのあのヘッドが入っていたら世界は暗黒へと突き進んでいたに違いない!だからカラグニスよ!君が世界を救ったんだ!君のシュートが、まさに「バタフライ効果」そのものを生み出したんだよ!別館「読裏新聞」を好評無料発刊中!サッカー以外のネタ(もちろんスポーツネタもありますが)もお楽しみいただければ幸いです。お暇な方は是非お立ち寄りください。こことはまた別の「しょうもない読裏ワールド」が待ってます(^^;)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4

Latest Images

Trending Articles



Latest Images